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【第10話】配線が無くても鳴り続ける不思議な呼び鈴

これは私が学生の頃の話です

ブログ記事で言えば
丁度
型枠業者を辞めた時でしょうか

この時
大学の紹介で
低家賃の部屋を借りる事が出来ました

1階は高齢の1人暮らしの大家さんで
2階は4部屋ありました
今回借りたのは一番狭い4畳半でした

2万5千円
風呂・便所・台所は共同でした
エアコンはありませんでしたが・・・・
日陰に建物があるせいか
ひんやりとしていました

他の3部屋は
同じ大学の先輩が住んでいました
大はしゃぎする事無く
静かで快適でした

バイトは
昼はレンタルビデオ店
夜はコンビニのポプラ

朝7時に部屋に帰って・・・
昼11時にまたバイトという状況でした

無利子の奨学金を借りていたのですが
母親が
通帳とハンコを
以前の部屋から
いつの間にか持ち出し
行方不明になったのもこの時です
(実家から引っ越ししていました…消息不明です)

夜間といえど
日時制の半額の
授業料を払わないといけないので
必死でした

2時間くらいしか寝れませんでしたが
気持ち的に楽でした
ある事が起きるまでは・・・

そのある事は・・・
引っ越ししてから2週間くらいで
起きました

8時半でしょうか
『●●さーん』
『●●さーん』
大家さんが呼ぶのです

高齢で足が悪いので
階段を上れないので・・・
大声で呼んでいるのです

『はーい何でしょう』と下に降りると
『これ郵便局に出してきて』と言うのです

入居時に話をしたのですが
私のバイトの事情を忘れたのかな
ぼけたのかなと思っていました

それで
大家さんに再度言うと
『知っているよ』
『でもね昼はあんたしか居ないから』と
言うのです

それから毎日続きました
いい加減に腹がたち
無視をしていると・・・
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(画像はイメージです)


ある日の事
8時半過ぎでしょうか・・・
部屋の中でブザー?
呼び鈴が鳴るのです
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(画像はイメージです)


これはさすがにたまらないと
紹介先の大学に相談しました

何人もの方が来られ・・・
やっと説得できたのか
静かになりました

それから
2ヶ月くらい経ったでしょうか
大家さんが亡くなりました

大家さんの息子さん?らしき方が
来られて・・・
来月取り壊すから
引っ越しして欲しいと言うのです
これは仕方ありません
了承するしかありませんでした

そして
いつもの様に寝ていると
また“アノ”ブザー?呼び鈴
鳴りました

あの息子?
解体業者?
不動産業者?

鳴り止まないので
下に行くと・・・
誰かがいる様子がありません

変だな?

上に戻り・・・
ブザーの配線を切りました

そしてその日は
夜のバイトが休みの日でした

すると
深夜の1時に・・・
配線を切ったはずのブザーが鳴るんです

慌てました!!
他の部屋では先輩が寝ているのだから・・・

すると案の定
先輩達が怒ってきました

私はとっさに
鳴り続けるブザー?呼び鈴
もぎ取り・・・
先輩達に見せました

私の手の上で・・・
電源も無く鳴り続ける
そのブザー?呼び鈴を見て
先輩達は
『うわぁ!!!』と叫びながら
部屋に戻っていきました

私は次の日
このブザー?呼び鈴
神社に持って行こうと
下に降りると・・・

その息子さんらしき人が
はき掃除をしていました

『どちらへ?』と聞かれたので
全てのいきさつを話しながら
そのブザー?呼び鈴を見せると
その息子さんらしき人が
うわーって泣き出しました

何でも
一緒に住んだら・・・
(多分・・・この家?の事かな?)

母に何かあったら鳴らしてと
買っていたモノと
一緒らしいのです

私はその時
はっと思いました・・・

大家さんはきっと
私が息子と似ていたのか
淋しくて鳴らしていたのだと

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[ 2016/06/04 11:39 ] ヤバイ体験 | TB(-) | CM(0)